浄化槽について

皆さんのご家庭に何気なくある物(右写真)そう、これが
浄化槽です。
浄化槽は家庭から出す汚い水をきれいに分解してくれる
すばらしい設備です。
浄化槽=汚い・臭い というイメージをお持ちだと思います
が、そんなにひどい物ではないんですよ(^_^;)
臭いに関しては私どもプロの腕にかかっています。
我が社では、皆さんに快適な生活をしていただく為に、
未来の環境を考え、日々頑張っています。
このページでは浄化槽についてお知らせしていきましょう。
浄化槽
単独処理浄化槽

■単独処理浄化槽


し尿(トイレ)のみ処理する浄化槽です。
家庭で使われた雑排水等はそのまま川へ流れます。
現在では単独処理浄化槽の設置は廃止されています。
合併処理浄化槽

■合併処理浄化槽


合併処理浄化槽し尿と雑排水を処理する浄化槽です。
家庭で使われた汚水をすべて処理します。
環境の負担も軽減される為、現在普及しています。

■浄化槽の仕組み


それでは浄化槽はどのように汚い水をきれいに処理するのか考えてみましょう。
浄化槽にたくさんの種類があり、いろいろな方法で処理をしています。
すべての処理方法をここでお知らせするのは限界がありますので、簡単にわかりやすくご説明します。
浄化槽はバクテリア(微生物)の働きにより水をきれいにしています。
《汚い水→バクテリア→きれいな水》 皆さんは川で遊んだ事があると思いますが、 川で遊んでいると石がヌルヌルして転んでしまいそうですよね。 そのヌルヌルがバクテリアです。(コケ等とは違いますよ)ですから、 川でも水をきれいに分解しています。(これを自浄作用と言います) 《右の図》
自浄作用
バクテリアにもたくさんの種類がありますが、この自浄作用を利用して家庭から出る汚水をきれいにしようと出来たのが浄化槽なのです。 川できれいにしているのなら浄化槽は必要ないのでは?とお思いの方、
川にも限界があります。人々がやりたい放題汚い水を流してしまったら・・・。想像つきますよね。
ですから浄化槽は必要なのです。

それではどのように利用しているかと言うと、空気を送る機械(送風機)を取り付けて、浄化槽内に水の流れを作り、ごろた石の変わりになる物(繁殖させやすいもの)を入れてバクテリアを繁殖させ、汚水をきれいな水に分解します。川にも水の流れがありますよね。

Q.水に流れがないとどうなるでしょう?
A.もちろんきれいになるどころか腐敗して余計に汚くなってしまいます。そして最後に塩素で大腸菌等を消毒し川や海へ放流します。 バクテリアは汚いものを食べて生き、そして肥えていきます。汚いものがあればある程増殖します。

Q.右上図をご覧下さい。ごろた石にバクテリアが繁殖し、そして肥え、増殖したらどうなるでしょう?
A.ごろた石は1つの大きな固まりへと変化してしまいます。するとただの川底と同じになってしまいますよね。 そうなると川では自浄作用の役目はあまり期待が出来なくなってしまうのです。
でも大丈夫。自然の力はすごいのです。水の流れもいろいろありますよね。

Q.大雨が降った後はどうでしょう?
A.川の水は増水し流れが早くなります。その時に肥えてしまったバクテリアなどが剥がれ落ちるのです。そしてまた新しいバクテリアが繁殖しきれいに分解して行きます。

Q.浄化槽ではどのように肥えてしまったバクテリア等を剥がすのでしょうか?
A.浄化槽内にはいつも空気を送り、流れを作るのですが、同じ水の流れではなく、逆洗という違う水の流れを作ることによって目詰まりしてきた物を剥がすのです。

以上簡単に浄化槽のしくみを記載しましたがおわかりになったでしょうか? まだまだいろいろな処理機能をもった浄化槽がありますが、皆様のご家庭の浄化槽にはほとんどあてはまるでしょう。詳しいことは浄化槽の点検業者にお聞き下さい。
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